9月第2日曜

餓鬼道に行って苦しんでいる無縁仏を供養する法要です。

長福寺では、近隣の寺院からたくさんの老僧方をお招きして、檀信徒のご先祖様や無縁仏に飲食(おんじき)を施して供養します。また、全ての檀信徒がご先祖様の供養と世界の平安を願って塔婆(卒塔婆)を建てます。

施食棚に供物を供え、多くの僧に供養してもらうことで、自分だけでなく餓鬼世界の人々も救われるという故事から、施食会を行っています。

施食とは

お釈迦様の弟子である阿難(あなん)尊者は、ある時、森の中で瞑想していると、餓鬼が現れました。餓鬼は阿難尊者にこう予言しました。

「お前は、あと3日で死ぬ。来世では餓鬼世界に行き、醜い姿になって苦しみ続けるのだ。」

阿難は尋ねました。

「どうしたらよいか教えてくれないか?」

餓鬼は答えました。

「救われたいなら全ての餓鬼に飲食(おんじき)の施しをしろ。そうすれば、お前も俺たちも救われるのだ。」

悩んだ阿難はお釈迦様に教えを請いました。お釈迦様は「施食棚を設けて、山海の食物をお供えし、多くの修行僧に供養しなさい。」と教えを説かれました。

阿難がそのようにすると、供物は無量のものとなり、餓鬼世界に行くどころか、88歳という長寿を得ました。そして、仏教の教えを後世に伝えることができたのです。